突然の「父親これは気をつけろ」ポイント(思いついた順)


●うちは夫婦で育休を取り、ふたりで育児に携わることが基本です。
ふだんは家事も育児も分担し、どちらかに過剰な負担とならないように心がけて生活していますが、たとえば奥さんが重い産褥期を過ごしたり、ぐずり期でまったく父親の世話を受け付けてくれなかったりと、たとえ分担していても家事・育児のウェイトが一時的に偏ってしまうことは覚悟しなければなりません。なんでもこなせるように妊娠発覚前から訓練を。わからない事は教わろう。

●母乳・混合・ミルク育児、それぞれの育て方があります。授乳について父親側の参加できる度合は異なりますが、パートナーとしては産みの母である奥さんの意向を尊重し、できる限りでサポートするべきでしょう。母乳育児を強いたり、意に反してミルクを与えるような権利は父親にありません。

●父親という役割を赤ちゃんが認識するまでには時間がかかり、時にはミルクや抱っこを受け付けてくれないことがあります(パパ見知り)。これは育児への参加度合いによっても変わるようですが、だからといって子育て全てを投げ出すことなく、笑ってくれるタイミングを大事にしたり、どうしても向き合えない時は身の回りの家事をこなすなど、できる限り家庭がスムーズに回るよう努めるべきです。親の役目は誰も代わってくれません。

●ふたりでやっていることをひとりでこなす、ということは仕事量が2倍になるわけですが、実際の疲労はそんなもんじゃありません。休憩時間も短くなるので、疲労は累積し、疲労に疲労を重ねるとそれは単純な倍ではないし、回復も時間がかかります。
自身がリフレッシュのためにたまの外出をするにしても、仕事で日ごろ家を空けているとしても、育児が決して楽なものだと思わないことです。子どもの機嫌も日によって良かったり悪かったりするもの。「メシこんだけ?」「家片付いてなくない?」「1日なにしてたの?」などの無責任な追及は禁句です。


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というわけで(どういうわけだ)4月27日は妻に育児”の”休業を提案し、私ひとりで朝食後から夕飯まで家事にあたりました。いわゆるワンオペというやつですが、先日も申し上げたようにあまりにネガティヴなイメージが大きいのでここではワンオペと言いません。むしろ単独で家庭を回すことによってフォースフィードバック(自身に対する身体的・精神的評価)を受け、互いの苦労について理解を深めるポジティヴな経験であり、そもそも休業日の設定も私から提案したことですので、とりあえず単独業務という呼び方でいきましょう。


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まず朝は7時半に起床。いつもよりちょっと遅めですが、洗濯機を回し、久々にフルグラ・オートミール・牛乳・バナナのセットで朝食を用意。妻は1日お出かけ(をしているという設定で、飯の時間以外「いないものとして扱う」)なので、その前に朝食を摂ってもらいます。
妻には「8時までに起きなければ朝食は出さない」 という休業日らしからぬ設定を予告していましたが、これは私の母が休日平日を問わず兄妹にずっと言っていた「片付かへんから早よ食べて(⇔食べなければ片付ける)」という家族ルールに準拠したもの。そう、台所を統べる者は飯のタイミングもコントロールするのであります。

朝食を終え、とりあえず流しに食器を漬けたら妻は外出(したことになっているが、実際は真横で机に座り作業をしている)。私も自室でブログを更新しつつ娘の起床を待ちます。
以下、Slackに残したメモを参考に時系列構成。

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9時56分 娘起床
オムツを換えてミルク180ml用意。
以後オムツ交換は省略しますが、計4回交換しています。
起床時から機嫌はよく、ミルクも半分は順調だったのですが…
 
10時56分
60ml残して寝落ち。布団に寝かせる。
自室で為替のチャートをしばらく眺め、給与控除できない支払い分の振込作業をパソコンでカタカタ。
撮りためたテレビ番組を消化しつつ、来月の支出を再計算し、車検を期限ギリギリまでもたせれば休業給付でしのげることを確認。
午前中はあまり手がかかりませんでしたが、ここから先はくそ大変よ。
たいてい午前中の方が機嫌が良いので、雑務は午前中、子どもが寝ている(寝かせている)間に片付けておいた方がベターでしょう。


12時10分
娘が寝返りを打ってドエライ姿勢になっていたので、そっと仰向けに戻す。
再度の寝返り防止にタオルを丸めて並べ、消灯。
しばらく寝相が気になったので同室待機。
起こしたくないので食器類の片づけは後回し。

12時37分 同じ作業
思わぬケガや窒息を防ぐためにもほったらかしにはできませぬ。
台所に向かってコンロに弱火を灯し、鶏がらのホロホロになった肉片をこそぎながらスープを加熱。
小骨を取り除いたら醤油を少々加えます。

13時08分 とりあえず間食
先の鶏ガラスープに小葱を添えて。
ほとんど栄養はありませんがあったかいものでお腹が満たされます。エネルギー15kcal。
飲んでいる間に娘が起床。ミルクを180ml用意します。
1時間粘ったがグズり出して一気に飲み切れず。
ゲップも出ないので一旦寝かしたもののすぐに起床。
しばらく遊ばせてから消費期限ギリギリ(2時間)で完飲→15時07分


15時12分 娘起床
間食じゃ足りねえ、と飯を用意するべく布団を脱出した瞬間に娘起床
グズらないようにプーメリー出動、遊んでいる間に朝の食器を片付けて飯の用意。妻はいらんというので、自分の分だけせっせと用意しましょう。

トマト・きゅうり・ゴーダチーズ・ハムを交互にはさみ、
ブラックペッパーとクレイジーソルトを振り、レモン汁を少々ふりかけます。

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作業時間15分の名もなき料理。
チーズは飽和脂肪酸多いので量はほどほどにしましょう。
(チーズだけで言えば3人前くらい使ってます。食べすぎです
あとは適当に賞味期限切れそうな豆腐300gをあけて削り節・ネギ・ごま油ドバァ。
鶏ガラスープと合わせても摂取カロリー500kcal未満(推定)でした。

食べている間娘は隣におすわりさせていましたが、終始もぞもぞ脱出を試みていたので早食いで片付けて食器はとりあえず流しへドン。片付けるのは晩飯前でいいや。


16時30分
消化されつつあるミルクの溢乳を3発かましてトシャい香りに包まれたハラヘリ娘。
ミルク180ml用意。
夕方になるとご機嫌ななめであんまり素直に飲んでくれず。あやしながら飲ませるも足腰が耐えられずに度々休憩。パパ見知りっぽい感じではないことだけが救いです。

授乳姿勢が想像できない皆さん。ホテルのベッド(マットレス)の上であぐらかいて上下運動してください。
毎度少なくとも30分、長い時は1時間くらいそんな感じです。ほぼ毎度です。
腰がしにます。イカれます。

パパ見知りで全く受け付けない間、ミルクを妻に任せてしまった罪悪感はこういうところで毎回痛感します。あと車運転すると右手首がジンジンするし腰はもれなく痛い。程よい分担が大事です。


18時30分 20ml強を残して寝落ち
私もちょっと寝たいが、自治会の役員同士で話があるとかで訪問の予告が来たので、
「娘寝かせたところなのでうちの前でLINE送ってくれ」と伝えて待機。

18時40分
どうやら別の役員への用と間違えていたらしく私は予定消滅。
ほぼ同時に娘起床。あまりを10ml飲んで寝落ち。
冷蔵庫を開けて夕飯の献立を考えます。本来朝のルーティーンですが、今日は雑務が多かったもので。


19時04分 娘起床
夕飯の用意をする時間ですが、完成してもミルクが先になるので下準備だけを進めます。
野菜を刻んで、油と香味をフライパンに配置。
本日は麺類(麦とろ麺とかいうやつ)なので、茹でる時間だけ立っていれば済むようにちゃっちゃと用意。ミルクにどれくらいかかるかは娘次第なので。
昨日の記事に書きましたが、麺類は茹でるタイミングを間違えると子守りの間にふやけて臓物のようにデュルデュルになってしまうので注意が必要です。育児終えずに麺食うな。
もちろんミルクのタイミングだけではなく、起きていても機嫌が悪くてずっとぐずっている時にもそれをほったらかして麺など食えません。もし食べるならギリギリまで見極めて慎重に。


19時45分 ミルク180ml用意
お腹はすいているのかものすごい勢いで飲み始めましたが、疲れも早く出てきた模様。100ml飲んでからが超スローペース。

20時40分 120ml飲み、寝落ち
全部飲ませるのは諦めて夕飯の用意。
置いてすぐ起きてしまったのでプーメリー出動。
寝かしつけるのも諦めて大急ぎで夕飯の用意。
作業時間20分を目標に、ドタバタと動き回ります。

20時58分 夕飯完成 とりあえず業務終了
本日は鶏ガラスープを使った煮麺風、昨日のタケノコの残り、チンゲン菜とツナの炒め物。
もう一品作りたかったのですが余力がありませんでした。勘弁して。
存在感を消していた妻を呼んで、単独業務はこれで一区切り。

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麦とろ麺の煮麺風、チンゲン菜とツナの炒め物、昨日のタケノコ炒めの残り。

食後は残りのミルクを飲ませ、娘をふたりで風呂に入れて、風呂あがりのケアをして、妻が上がってきたタイミングで洗い物。最後の寝かしつけは妻が率先してやってくれたので自室で少し休憩…のつもりが、タタミで5時間寝ていました。


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というわけで、つかの間の単独業務でした。いつもより疲労は溜まりましたが、そんなもん、我が子だし。これはこれでと割り切って動ききりました。変に力が入っていたのか今日は筋肉痛に苦しめられておりますが、休んでいる場合じゃあありませんので。昼過ぎまでご機嫌斜めの娘と格闘しておりました(妻を探して暴れはじめたので見事惨敗)。

今回に限らずこれまでも何度か妻に休業日を設定し、行きたかった所へ出かけてもらったり、私が逆に娘を連れて外出するなどしてリフレッシュをしてもらいました。
今後そのうち…いつかは具体的に決めていませんが、いずれ私にも休業日を設定して頂けるということも期待しつつ、但しその休業が過剰になることなく、有意義な日数設定になるように「どちらかが完全に手を止める」ということがどういうことか、というのは夫の側から定期的に知っておく必要があると思っていますので、今後も妻の希望に合わせて単独業務を入れていこうと思います。子どもは月齢が進むごとに様子も行動も全然違いますので。
ひと段落したら私もお休みを頂こうと思っていますが、もうちょっと先かな。



私がどれほど手のかかる子だったかは分かりませんが、母は時に働きながらこれを3人分、姑に泣き声がうるさいの飯がまずいのと小言を言われながら一人でやっていたかと思うと頭が上がりません。歩けるようになってからは父がよく遊びに連れ出してくれていたようですが、産後すぐに始まる乳児期の激務は想像を絶する苦痛だっただろうなと思います。
妻の妊娠が分かった頃、同じ会社の遠い先輩が「育児がそんなに偉いんか」みたいなことを仰っておりました。勿論望んでもうけた我が子であり、育児に携わるのは当然の義務ですが、2人で分担してもなお、仕事よりずっとずっと体力を食われる育児。偉いと言うのはちょっと違う気もしますけど…全国の子育てしている親の皆さんすごいと思いますよ。労われるべき行為だと思います。
(あらかじめ申し上げておきますけれども、「自分の子だろ、育てて当然」とかいう低い次元の話じゃないですよ。んなこたあわかっとらぃ。)

ほんで、男性育児を褒めてくれとかそういうレベルの低い話でもありません。しんどいから当たり前に支え合っていこうねっちゅう話です。
父親は母親に比べると子育てに対して意識が向きづらいということもありますので、まずは生まれる前から、家事を分担することを初めてみてはどうでしょうか。意外と大変ですよ。